多くのオーブンレンジには、料理やお菓子作りに便利な金属製の角皿が付属しており、これによりクッキーからケーキ、ピザ、パン、クリスマスのローストチキンまで、幅広い料理を楽しむことができます。
しかし、引っ越しで天板をどこにしまったか分からなくなったり、友達から譲り受けたオーブンに天板がなかったりする場合もあります。
代用品や別売りの天板がどこで手に入るか、また100円ショップで代替品を見つけられるかについても説明します。
- 天板なしでもオーブンは使えるの?
- オーブンレンジでの天板代用品について
- 100円ショップで見つけたオーブンレンジ用天板の代わりになるアイテム
- オーブンレンジ専用天板をお探しの方へ
- カスタムメイドのオーブンレンジ天板について
- まとめ
天板なしでもオーブンは使えるの?
天板がない場合でも、オーブンレンジのターンテーブルやフラットテーブルを使用して料理は可能です。
ただし、天板を使った料理の方が、より多彩なメニューを楽しむことができます。
コストパフォーマンスに優れたオーブンレンジの中には、初めから天板が付属していないものもあり、そうした場合は回転テーブルでの調理になります。
天板が必要なはずのオーブンで、万が一天板を失くしてしまったとしても、ターンテーブルの上にクッキングシートや耐熱皿を置いて対応することができます。
ただし、使用するオーブンによっては、付属の天板なしでの使用を推奨していない場合もあるので、ご注意ください。
オーブンの取扱説明書には天板の使用について重要な情報が記されています。
シャープ、日立、バルミューダなど、ほとんどのメーカーで、製品の型番に応じた取扱説明書をウェブサイトで提供していますので、お使いの型番を検索して、必要な情報を確認しましょう。
オーブンレンジでの天板代用品について
オーブンレンジ専用の天板がない時に役立つ、他のアイテムを使った代替方法をご紹介します。
ただし、標準の使用法とは異なるため、このような代用が原因で故障するリスクもあることをご承知おきください。
キッチントレイやバットを活用
耐熱性のあるキッチントレイやバットは、オーブンレンジでの料理に最適です。
100円ショップや家庭用品店で入手可能なこれらのアイテムを使えば、肉料理からデザートまでさまざまなレシピに挑戦できます。
食材がトレイやバットにくっつかないように、クッキングシートやシリコンマットの使用を推奨します。
調理する際は、トレイやバットからはみ出さないように、適切なサイズにカットすることが大切です。
また、レシピによっては調理時間や温度の調整が必要になることもあるので、焼き具合を見ながら微調整を行うことをおすすめします。
耐熱皿をうまく使う
オーブン用の耐熱皿も天板の代わりになります。
グラタン皿、ラザニア皿、ドリア皿など、オーブン調理に適した皿を使うことで、料理が終わった後そのままテーブルに出せて、盛り付けの手間を省けます。
耐熱ガラス皿を使ってクッキーを焼くなど、料理に合わせて様々なサイズの耐熱皿を準備しておくと便利です。
オーブン対応フライパンや鍋を代用に
取っ手の取れるフライパンやオーブン対応のスキレット、ココット、鍋などは天板の代わりとしても活躍します。
これらの調理器具を使えば、IHやガス火での長時間調理が必要な料理も、オーブンで簡単にできます。
忙しい人や料理を楽しみたい人には特に便利です。
IH、ガス火、オーブンで使用できる調理器具は、キッチンに一揃えあると良いでしょう。
使用する前には、オーブンレンジでの使用に適しているか確認してください。
100円ショップで見つけたオーブンレンジ用天板の代わりになるアイテム
オーブンレンジ専用の天板がないとき、100円ショップでどんな代替品が見つかるか調べました。
その結果、ダイソーとセリアで使えそうな商品をいくつか発見しました。
ダイソーでは、特にフッ素樹脂加工を施したベーキングトレイが2種類見つかり、これらは特にロールケーキやクッキー作りに適していることがわかりました。
サイズは一つが39cm×24.5cm、もう一つが32.5cm×23cmで、価格はどちらも220円(税込)でした。
100円ショップの商品としては少し高めですが、それでもかなりお得な価格です。
一方、オーブンレンジ用としてステンレス製のトレイをダイソーで探したものの、オーブンや電子レンジで使用不可の商品しか見当たりませんでした。
急にお菓子を作りたくなった時など、オーブン用の天板の代わりが必要なら、ダイソーのベーキングトレイが便利な一時的解決策になりえます。
ただし、通常の天板と比べて熱の伝わり方が異なる可能性があるため、焼き時間や温度設定には気をつける必要があります。
セリアでは、オーブンレンジ用の天板として使えるトレイは見つからなかったものの、タルトレット型やコモントルテ型、ブラウニー型など、オーブン使用に適した様々な型が110円で販売されていました。
肉料理や魚料理をオーブンで調理する際は、ダイソーのベーキングトレイを代替品として利用することをお勧めします。
オーブンレンジ専用天板をお探しの方へ
オーブンレンジにぴったり合う専用天板を求めているけれど、市販の代替品では満足できないと感じている方は多いです。
最良の方法は、お使いのオーブンレンジのブランドが専用の天板を別売りしているか直接問い合わせてみることです。
もし販売していれば、代用品を使うよりも遥かに満足いく選択ができます。
ただ、古いモデルを使用している場合は、製造が終了しており天板が見つからない可能性があります。
そうなると、代替品を利用するか、新しいオーブンレンジの購入を考えることになるでしょう。
購入時は、予算や必要とする機能に応じて選んでください。
なお、ターンテーブル式の方がフラットテーブル式よりもリーズナブルな選択肢が多い点も覚えておくと良いでしょう。
カスタムメイドのオーブンレンジ天板について
メーカーの別売り天板が見つからない、または既存の製品に満足できない場合は、オーダーメイドで天板を作成するのが一つの解決策です。
例えば、製菓材料や製菓道具を扱うCotta(コッタ)のようなサービスでは、オーブンレンジの内寸を測って注文することで、手頃な価格で自分だけのオリジナル天板を製作できます。
特に、中央が盛り上がったメーカー製の天板は、クッキーやパン、マカロンをよく作る方にとっては使いづらいことがあります。
Cottaで作れるフラットタイプの天板は、お菓子作りにぴったりな選択肢です。
私も以前、フラットな天板が欲しくて、実際にCottaで作ったことがあります。
オーダーメイドの天板を注文する際は、オーブンレンジ内に十分なスペースがあるか確認することが大切です。
また、オーブン内で扱いやすいように少し小さいサイズを選ぶことを推奨します。
天板がジャストサイズ過ぎると、取り出しや収納の際にオーブンを傷つける恐れがあります。
正確なサイズを測るためにも、段ボールなどで模型を作り、オーブンに入れて確認することが有効です。
ちなみに、私も、天板サイズを決める時に段ボールで試しましたが、ハサミでうまく切れなかったので、カッターで切るか厚紙の方がよいかもしれません。
まとめ
通常、オーブンレンジには専用の天板が付属しており、それを使用することが最も適しています。
オーブンが天板なしでも使用できるかどうかは、製品の説明書やメーカーに確認することが大切です。
また、オーブンのタイプによっては、回転テーブルやフラットテーブルの上にロールケーキ型や耐熱容器、フライパン、アルミホイルなどを置いて使用することができます。
専用の天板が必要な場合、メーカーで別売りのものがあるか確認するか、オーダーメイドで作成することも考えてみてください。